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今がピーク! 木曽路の新緑

 紅葉前線や桜前線は目に見えて移動するのでよく話題になる。しかし新緑はあちこちで一斉に始まるのでニュースにならない。それでもやはり新緑が最も美しくなるピークのようなものはあって、木曽谷では今がそのピークだ。  御嶽神社遙拝所の周辺も、輝くような緑に覆われている。鳥居と緑のコントラストが美しく、ヤマツツジのオレンジがアクセントになっている。  鳥居峠から奈良井へ下る途中で見かけたオドリコソウ(踊り子草)。笠をかぶった踊り子が輪になって踊る様子に似ているのでこの名が付いた。手持ちの山野草図鑑を見ると、薄紅色の花もあるらしい。階層になっていて、それぞれの階に踊り子がいる。葉っぱを見て分かるように、シソ科の植物だ。たぶん食べられる。 ...

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甲信地方、もう梅雨入り?

 まだ九州さえ梅雨入りしていないのに、気象庁は昨日「関東甲信が梅雨入りしたとみられる」と発表した。確定するのは秋になってからだが、個人的にはまだ梅雨ではないような気がする。九州より先というのはちょっと・・・。  案の定、今日はまあまあのお天気だったので、いつもの城山お散歩コースを歩いてみた。小紫陽花(コアジサイ)が、かわいい花をもう咲かせている。最近はあちこちにアジサイ園があって、色とりどりの見事な花を咲かせているのをテレビで見ることが多い。でも僕は、派手な栽培品種よりも、道端にひっそり咲いている小紫陽花の風情が大好きだ。  近寄ってみると、栽培品種の紫陽花やガクアジサイとは花の形がずいぶん違う。何ともすがすがしい花色だ。葉っぱの色も含めて姿が美しい。  拡大するとこんな感じ。ガクアジサイのように花序に装飾花が付属することもない。こんな日陰にひっそりと咲いていて、果たして虫たちに受粉してもらえるのだろうかと余計な心配をしてしまう。 ...

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西野峠、城山展望台にマイヅルソウ

 開田高原の西野峠と言えば、御嶽山の眺望が素晴らしいことで有名だが、先日登ったところ展望台の日陰に小さな白い花の大群落を見つけた。  これはマイヅルソウ。1000メートル以上の山では時折見かけるのだが、ここではびっしりと広範囲を占拠して、見事な群落を形成している。ハート型の葉っぱと、房咲きになった白い花がかわいい。 ...

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こんな赤い蛇、初めて見た!

 開田高原の山道で、こんな色の蛇を見つけた。さっそく「赤い蛇」で画像検索して調べてみると、ジムグリという蛇らしい。滅多に見られないのは、その名のとおり、もっぱら地下に潜って暮らしているからだ。 ...

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薮原から鳥居峠を越えて奈良井宿へ

 前回に引き続き、木曽路の中山道でも定番の峠越トレイルを歩く。ここ数年は、春秋にそれぞれ 2 回ずつ馬籠峠と鳥居峠を一人で歩いている。それにお客さんと一緒のツアーを加えると、この二つの峠だけで年間 10 回以上歩いている。それだけ歩いてもまったく飽きが来ないのは、季節によって微妙に表情が変わる峠道の魅力ゆえだろう。  中山道を歩く日本人のほぼ90%は、江戸から京都へ、つまり東から西へと歩いている。しかし欧米人はというと、ほとんど100%が逆方向に歩く。でも僕がツアーを企画するとき、歩く方向にはあまりこだわらない。歩いた後の満足感を優先して、宿場ごとに歩く方向を決めるのが良いと思う。鳥居峠を歩くときは、薮原から奈良井へ歩くのがおすすめ。  藪原宿を出て登山道に入ると、すぐに出迎えてくれるのがこの石畳。江戸時代のオリジナルではないが、周りの風景に溶け込んでいて違和感はなく、なかなか良くできた石畳だと思う。幅や石組み、排水溝の形状など、ほぼ江戸時代のものと同様とみてよいだろう。欲を言えば、時々大きめの石を使って全体の印象が不揃いな方が本物らしいかな。  登山口に入ると、こんな山道がしばらく続く。鳥や春ゼミの声が聞こえてウォーキングには最適なシーズンだ。ここはすでに標高が 1000 メートルを超えており、真夏でも空気はさわやかだ。峠道を何度も歩いていると気付くことがある。それぞれの峠で、南側と北側では緑の色合いや濃さが全く異なること。馬籠峠しかり、和田峠しかり、そして鳥居峠も例外ではない。生えている植物にそれほど違いはないと思うのだが、南側、つまり藪原側の森林の方が遥かに美しいのだ。地形なのか、気候なのか、原因は分からない。  御嶽神社の遙拝所を過ぎると鬱蒼とした薄暗い森となる。この辺りには驚くほど大きな栃の木が群生しており、自然観察の場としても重要。藪原名物の「お六櫛(おろくぐし)」の材料となるミネバリの木も見ることができる。  鳥居峠の中山道最高地点。長い間、標高1197メートルと書かれた標識が木に結びつけられているだけの状態だったが、2年前に新しい石柱が設置された。ここはそれぞれ太平洋と日本海に向かって流れる、木曽川と奈良井川の分水嶺でもあり、現在では木曽郡と塩尻市との境界にもなっている。 奈良井宿に到着。鎮神社(しずめじんじゃ)の境内から上町(かんまち)を眺める。  中町。奈良井宿の中心部で、道幅がかなり広い。本陣、脇本陣、旅籠、造り酒屋などが軒を連ねており、裏手には二つの寺院がある。  宿場町から少し外れたところ、奈良井駅の近くにある八幡神社前の杉並木。江戸時代の中山道は、実は現在の奈良井駅の前を通っている車道より少し山側の高台の上を通っていた。この杉並木が旧中山道だ。 ...

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JR南木曽駅から妻籠宿を経て馬籠宿まで歩いてみた

普通に歩いても楽しい妻籠宿・馬籠宿のウォーキングだが、今回はいくつか工夫を凝らして、楽しみ倍増のガイド付きツアーを企画した。その工夫とは、南木曽駅から歩いて妻籠宿に入ること、そして妻籠宿の「脇本陣奥谷」と付属の資料館もコースに含めたことだ。地元ガイドと一緒に歩けば、マップを片手に歩いただけでは到底得られない満足感が得られるだろう。 南木曽駅を出て妻籠方面に向かうと、ほどなくしてこんな石畳の坂道に出会う。 1時間ほど山道を歩いて妻籠宿。車で到着するのでは味わえない「中山道を歩いて宿場に着く」感覚が得られる。 脇本陣奥谷。囲炉裏のある居間では、案内人の女性から楽しい説明が聞ける。併設されている資料館もおすすめだ。 生駒屋の前のアオギリの木。東南アジア原産の植物だが、木曽の中でも比較的温かい妻籠では何とか育っているようだ。この場所に植えられている様子は昭和初期の写真にも写っていて、大きさは当時の写真でも今とあまり変わらない。芯止めされているので高さが抑えられ、言ってみれば「大きめの盆栽」になっているのだ。妻籠宿のシンボル。 馬籠峠最大の難所、馬が登れない坂道。坂の中ほどに「牛頭観音像」がある。馬頭観音はどこにでもあるのだが、牛頭は非常に珍しい。急坂なので馬では登れず、牛を数頭繋いで重荷を運んだと言われる。そんな牛でも命を落とすことがあったので、鎮魂の意味で観音様を祀ったのだろう。 女滝(めだき)。本稿の末尾に載せたフォトギャラリーでは男滝(おだき)も見ることができる。   馬籠宿手前の坂道。ここを越えると、馬籠宿の外れにある展望台はすぐそこだ。 桜が散って、新鮮な緑が一斉に芽吹き、それでもまだ暑さは感じない。 最高の気候の中を歩いて中山道の良さを再認識した一日だった。      ...

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【ガイド付ウォーキングツアー】馬籠峠越え!石畳が残る歴史の古道と中山道を歩く

木曽路も春を迎え、古くから多くの旅人が行き来した「中山道ウォーキング」は、いかがでしょうか? ◆ 木曽を熟知した地元ガイドがご案内する、つたや限定プラン ◆ おん宿蔦屋に1泊しながら 【ガイド付ウォーキングツアー】馬籠峠越え!石畳が残る歴史の古道と中山道・妻籠宿~馬籠宿を歩くプランをご用意いたしました!! 【ガイド付ウォーキングツアー】馬籠峠越え!石畳が残る歴史の古道と中山道・妻籠宿~馬籠宿を歩く1泊2日 https://reserve.489ban.net/client/kiso-tutaya/0/plan/id/134093/stay?noSearch=1 ↑詳しくは、こちらから↑ つたや限定「ガイド付ウォーキングツアー」 のんびり自然の中で耳を澄ましてみて下さい。 そこには、鳥のさえずりや美味しい空気、そして何百年にも渡る旅人たちの足音も感じれるかもしれませんね。...

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【信州スペシャル宿泊割】割引対象者拡大

■□■□■信州スペシャル宿泊割クーポン■□■□■  4月11日より割引対象者拡大になりました。 長野県、埼玉県、新潟県、富山県、山梨県に加え、群馬県、石川県、福井県にお住まいの方も割引対象者に追加になりました!! (令和4年4月11日予約分から) 5,000円以上1万円未満の宿泊・・・お1人様2,500円引き 10,000円以上の宿泊の場合・・・お1人様5000円引き 5,000円以上であれば、お1人様2000円分の観光クーポンが付きます。 【ご利用条件】 ・ワクチン3回接種済証明または、検査結果が陰性であることが必要となります。 ・予算が達成次第終了 ・期間:4月11日~4月28日宿泊分まで 春の木曽路をお得にお楽しみください! ...