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夏でも涼しい! 王滝村の新滝

御嶽山麓は夏でも比較的涼しい。特に深い森に囲まれた御嶽古道はウォーキングのおすすめコース。高さ35メートルの新滝周辺は抜群の涼しさだ。新滝は、裏見ができることでも知られていて、細かい水しぶきを浴びると身も心も復活! ...

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フタリシズカ – こんな名前が付いたわけ

 この季節に山道を歩いているとよく見かける山野草のひとつに「フタリシズカ」がある。なぜそんな名前が付いたのか、なんとなく気になって調べてみた。  フタリシズカが群生している様子。よく見ると、対になった葉の中央から 2 本の花序が垂直に延びて、白い花が付いているのが分かる。花が 2 本ずつ付いているから、それで「二人静か」なんだなと見当は付くのだが、ちょっとよく分からない。実はこの「静か」というのは、かの「静御前」のことなのだ。  静御前といえば源義経の妾として有名な白拍子だ。現代に例えると、若手有力政治家と不倫が噂された美人ダンサーかな。そんな静御前の死後、あるとき野原で菜を摘んでいた菜摘み女に静御前の霊が取り憑いた。その霊が「罪滅ぼしのための弔いをしてください」と頼むので、僧侶が「弔ってあげるから舞いを見せて欲しい」というと、菜摘み女が衣裳をつけて舞いを舞い始める。するといつの間にか静の霊も現われて、一人の女が二人になって舞を舞った、というお話。  というわけで、改めてこの花を見ると、なるほど二人の女性が舞っているようではないか。取り憑かれた菜摘み女と、それに重なって舞い踊る静御前の霊。能のストーリーにこの花の姿を重ね合わせた素晴らしい命名だと思う。いったい誰がこんな名前を思いついたのだろう。 ...

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今がピーク! 木曽路の新緑

 紅葉前線や桜前線は目に見えて移動するのでよく話題になる。しかし新緑はあちこちで一斉に始まるのでニュースにならない。それでもやはり新緑が最も美しくなるピークのようなものはあって、木曽谷では今がそのピークだ。  御嶽神社遙拝所の周辺も、輝くような緑に覆われている。鳥居と緑のコントラストが美しく、ヤマツツジのオレンジがアクセントになっている。  鳥居峠から奈良井へ下る途中で見かけたオドリコソウ(踊り子草)。笠をかぶった踊り子が輪になって踊る様子に似ているのでこの名が付いた。手持ちの山野草図鑑を見ると、薄紅色の花もあるらしい。階層になっていて、それぞれの階に踊り子がいる。葉っぱを見て分かるように、シソ科の植物だ。たぶん食べられる。 ...

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甲信地方、もう梅雨入り?

 まだ九州さえ梅雨入りしていないのに、気象庁は昨日「関東甲信が梅雨入りしたとみられる」と発表した。確定するのは秋になってからだが、個人的にはまだ梅雨ではないような気がする。九州より先というのはちょっと・・・。  案の定、今日はまあまあのお天気だったので、いつもの城山お散歩コースを歩いてみた。小紫陽花(コアジサイ)が、かわいい花をもう咲かせている。最近はあちこちにアジサイ園があって、色とりどりの見事な花を咲かせているのをテレビで見ることが多い。でも僕は、派手な栽培品種よりも、道端にひっそり咲いている小紫陽花の風情が大好きだ。  近寄ってみると、栽培品種の紫陽花やガクアジサイとは花の形がずいぶん違う。何ともすがすがしい花色だ。葉っぱの色も含めて姿が美しい。  拡大するとこんな感じ。ガクアジサイのように花序に装飾花が付属することもない。こんな日陰にひっそりと咲いていて、果たして虫たちに受粉してもらえるのだろうかと余計な心配をしてしまう。 ...

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西野峠、城山展望台にマイヅルソウ

 開田高原の西野峠と言えば、御嶽山の眺望が素晴らしいことで有名だが、先日登ったところ展望台の日陰に小さな白い花の大群落を見つけた。  これはマイヅルソウ。1000メートル以上の山では時折見かけるのだが、ここではびっしりと広範囲を占拠して、見事な群落を形成している。ハート型の葉っぱと、房咲きになった白い花がかわいい。 ...

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こんな赤い蛇、初めて見た!

 開田高原の山道で、こんな色の蛇を見つけた。さっそく「赤い蛇」で画像検索して調べてみると、ジムグリという蛇らしい。滅多に見られないのは、その名のとおり、もっぱら地下に潜って暮らしているからだ。 ...

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薮原から鳥居峠を越えて奈良井宿へ

 前回に引き続き、木曽路の中山道でも定番の峠越トレイルを歩く。ここ数年は、春秋にそれぞれ 2 回ずつ馬籠峠と鳥居峠を一人で歩いている。それにお客さんと一緒のツアーを加えると、この二つの峠だけで年間 10 回以上歩いている。それだけ歩いてもまったく飽きが来ないのは、季節によって微妙に表情が変わる峠道の魅力ゆえだろう。  中山道を歩く日本人のほぼ90%は、江戸から京都へ、つまり東から西へと歩いている。しかし欧米人はというと、ほとんど100%が逆方向に歩く。でも僕がツアーを企画するとき、歩く方向にはあまりこだわらない。歩いた後の満足感を優先して、宿場ごとに歩く方向を決めるのが良いと思う。鳥居峠を歩くときは、薮原から奈良井へ歩くのがおすすめ。  藪原宿を出て登山道に入ると、すぐに出迎えてくれるのがこの石畳。江戸時代のオリジナルではないが、周りの風景に溶け込んでいて違和感はなく、なかなか良くできた石畳だと思う。幅や石組み、排水溝の形状など、ほぼ江戸時代のものと同様とみてよいだろう。欲を言えば、時々大きめの石を使って全体の印象が不揃いな方が本物らしいかな。  登山口に入ると、こんな山道がしばらく続く。鳥や春ゼミの声が聞こえてウォーキングには最適なシーズンだ。ここはすでに標高が 1000 メートルを超えており、真夏でも空気はさわやかだ。峠道を何度も歩いていると気付くことがある。それぞれの峠で、南側と北側では緑の色合いや濃さが全く異なること。馬籠峠しかり、和田峠しかり、そして鳥居峠も例外ではない。生えている植物にそれほど違いはないと思うのだが、南側、つまり藪原側の森林の方が遥かに美しいのだ。地形なのか、気候なのか、原因は分からない。  御嶽神社の遙拝所を過ぎると鬱蒼とした薄暗い森となる。この辺りには驚くほど大きな栃の木が群生しており、自然観察の場としても重要。藪原名物の「お六櫛(おろくぐし)」の材料となるミネバリの木も見ることができる。  鳥居峠の中山道最高地点。長い間、標高1197メートルと書かれた標識が木に結びつけられているだけの状態だったが、2年前に新しい石柱が設置された。ここはそれぞれ太平洋と日本海に向かって流れる、木曽川と奈良井川の分水嶺でもあり、現在では木曽郡と塩尻市との境界にもなっている。 奈良井宿に到着。鎮神社(しずめじんじゃ)の境内から上町(かんまち)を眺める。  中町。奈良井宿の中心部で、道幅がかなり広い。本陣、脇本陣、旅籠、造り酒屋などが軒を連ねており、裏手には二つの寺院がある。  宿場町から少し外れたところ、奈良井駅の近くにある八幡神社前の杉並木。江戸時代の中山道は、実は現在の奈良井駅の前を通っている車道より少し山側の高台の上を通っていた。この杉並木が旧中山道だ。 ...